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重陽の節句の楽しみ方

重陽の節句は、庭に植えた菊を観賞するだけではなく様々な風習を作り 楽しんだといわれます。 そのいくつかをご紹介しましょう。

菊合わせ 写真:菊合わせ

菊を歌った和歌を競い、また現在で言う菊花展のような品評会を開き菊の美しさを競わせたといいます。現在でも「菊花展」として10月頃から全国各地でとりおこなわれています。

菊の被綿(きせわた) 写真:菊の被綿(きせわた)

庭の菊の花に綿を被せて一晩、綿に菊の香りのする夜露をたっぷり染みこませます。翌朝、この菊の露を含んだ綿で肌を拭いて菊の薬効に健康、長寿を願うのが「菊の被綿」 と呼ばれる風習です。 被せる綿は色付で、赤い菊には白い綿、白い菊には黄色、黄色い菊には赤色の綿を被せたとされています。

菊酒(きくしゅ) 写真:菊酒(きくしゅ)

平安時代の宮中で行われたという菊の宴では、お酒の杯に菊の花を浮かべて爽やかな薬効ある香りとともに味わいました。現代風にグラスを使った菊酒もよいと思います。

菊湯(きくゆ)、菊枕(きくまくら)

湯船に菊を浮かべた菊湯に浸かったり、菊のポプリを入れた菊枕で眠ることで美容や健康を願いました。菊湯に使われる菊は、リュウノウ菊(竜脳菊)と呼ばれる野生の原種菊。 日本の山野に現在でも見ることが出来ます。

和菓子、菊料理 写真:和菓子、菊料理

四季折々の歳時記を大切にする和菓子や日本料理の世界。9月9日の重陽の節句を祝い、趣豊かな上生菓子や食用菊をうまく盛り込んだ日本料理の数々が作られます。