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後の雛のある風景 後(のち)の雛

江戸庶民の間に「後(のち)の雛祭り」という風習が生れます。これは、9月9日に雛人形を再び飾り、長寿の願いを込めるというもので、貴重な節句人形を1年間しまい通しにせず、虫干しをして痛みを防ぎ、長持ちさせようという知恵も込められていました。 それであるならば、長寿と健康を願う重陽の節句は大人の女性がご自身の幸せを願って「後の雛」を飾るのがふさわしいともいえます。 そして、より季節を楽しんで頂く為、新暦の9月9日だけではなく旧暦を見据えて菊の咲き始める月遅れ10月9日頃まで飾り、季節をより深く楽しんでみてはいかがでしょうか。

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伝統的な衣裳着のお内裏様と五月人形の代表的な鎧を床の間に飾っています。また、平安時代から行われていた風習、菊の被綿も一緒に飾ることで健康と長寿を願う飾りとなっています。

写真2

季節の花を大胆に飾り、今では珍しい十五人に翁と媼に鶴亀を描いた掛け軸、市松人形などの人形に加え立雛を飾った室礼です。

写真3

大人の雛祭りにふさわしい、シンプルでシックな木目込みの立雛です。静かに重陽の節句を祝う雰囲気を演出します。