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ひな人形のできるまで


木目込人形 [頭]


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[9]桐塑詰め(生地押し)
人形の頭(かしら)の製作は、まず顔の部分と後頭部に分けて作られた釜に油を塗り、胴体の場合よりも細かい粒子の桐塑を詰めます。胴体と同じように、中心部が空洞になるように指で強く押し付けながら詰め、前後を合わせて頭の形にします。
[10]乾燥
頭を乾燥室で十分に乾燥させます。


[11]彫塑
乾燥後、生地表面のでこぼこを、やすりをかけて補正します。頭の場合、乾燥中ひずみが出たりするので、顔の形をよく見ながらきれいに修正します。

[12]地塗り
胴体と同じように、胡粉(ごふん)を膠(にかわ)で練って餅状にしたものを湯に溶かし、頭全体に刷りこむようにして塗り、よく乾燥させます。

[13]置上げ
胡粉と膠を練り、地塗り用よりも濃度の高いクリーム状にします。 細い筆の先にこのクリームを取り、地塗りの済んだ頭の目、鼻、口、あごなど各部分の形を整えるように盛り上げます。この作業を置上げといいます。置上げした部分を乾燥させた後、切り出し小刀などを使って更に形作ります。
Movie 置上げ
[14]中塗り
地塗りに使用したものよりも濃い目の胡粉の液を用意します。 これを頭全体に掛け、鼻や口にたまっている胡粉を注意深く取り除きながら形を整え、そして乾燥させます。

[15]切出し
胡粉の塗りムラを取り去るために、水に浸した柔らかい木綿の布を固く絞り、頭を軽く拭いて胡粉のムラを取ります。乾燥後、目、鼻、口などの置上げをした部分の細部を小刀で削りながら微妙な表情を作り上げます。
[16]上塗り
上塗りと仕上げ塗り用の胡粉の液を準備します。まず胡粉(ごふん)を膠(にかわ)で練ったものを、熱湯につけてあくを抜きます。それを更に湯煎にかけ、沈殿物を取り除き、その上澄みだけを使います。 上塗りは、この充分に生成した胡粉の液を、上塗り用の刷毛で丁寧に塗り、乾燥させます。この作業を7回から10回繰り返します。
[17]毛彫り
髪の毛の生え際に沿って、髪の毛を植え込むための溝を彫ります。


[18]面相描き
眉毛や目を描き入れ、唇に紅を差します。
Movie 面相描き
[19]毛吹き
髪にはスガ糸と呼ばれる、ヨリをかけない絹糸を黒く染めた糸を使います。糸を櫛で良くとかし、先をきれいに切り揃えて糊付けします。 髪は最初短い部分から付け、次に長い髪を毛彫りした穴の中に順々に目打ちで植え込んで仕上げます。
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